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『食とからだのエコロジー―「食術」再考 (人間選書)』の写真

食とからだのエコロジー―「食術」再考 (人間選書)

¥ 1,740(税込)
出版社:農山漁村文化協会

動物としての「ヒト」の生理が無視された健康常識に気付かされる
★★★★★
2002-06-01
健康のための条件と信じられている牛乳や「一日三十食品」、栄養バランス表示、カロリー計算、学校給食などの要素。しかし著者はこれらこそが現代人の食生活を乱していると主張する。なるほどこれらはどれも外国の政策がらみだったり、現在分かっている範囲での研究結果で組み立てた理論である。ヒトという哺乳類として乳離れをした後に異種の乳を飲むことがおかしいのはちょっと考えれば誰でも分かることである。日常生活で見逃しているこんな矛盾に鋭く注目する。ヨーグルトを健康食とたたえる業界が知らせないヨーグルト摂取と白内障の関係はぜひとも読んでおきたい部分である。「乳業関係者は十分に分かっていたのであろうが、それを公表することによって、日本人の健康が損なわれるよりも、会社の業!績!が低下することを恐れたのであろう」(本文抜粋)とのくだりは私達国民が企業に声を大にして訴えるべき言葉ではなかろうか。

 これを読むとこれまで体によいと信じてきたことが、実は誰かにとって都合のよい情報であったことに気付くだろう。また、マスコミからの情報では得られない食や栄養についての知識を得ることができるだろう。