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『がんばっている日本を世界はまだ知らない〈Vol.1〉150か国が熱読!日本発・わくわくエコ事情』の写真

がんばっている日本を、日本人もまだ知らなかった
★★★★★
2005-06-19
JFSは、すばらしいボランティア団体です。言葉の壁があるために日本の実情が見えない世界の方々に対して、我が国における先進的な環境への取組を紹介しています。
レスターブラウン博士や「環境再生と日本経済」などの名著を誇る三橋教授を始めとする内外の第一級の研究者を理事に抱えながら、良質かつ大量の発行物はすべてボランティアの手によるのも驚きです。
本書の記事も簡潔明瞭。特定の党派宗派に偏ることなく、何が行われ、何を達成されたかをきちんと紹介しています。あえて扇情的にしなくても、良い取組を正しく書けば、感動的な記事になるという見本です。

結構環境の本を読んできたつもりなのですが、本書を見て初めて知った事例がまだまだありました。また、他書よりも詳細に紹介された事例もあります。日本には、まだお宝が眠っているということでしょう。
環境問題では、しばしば他国の好例を出して日本の「遅れ」を批判する識者が多いのですが、もしかしたら、その方々は心理学の概念の「遠隔対象性」のとりこになっているだけなのかも知れません。

惜しむらくは、本書の指摘するとおり、国レベルの行政・政治では、こういういい試みを広げるための仕組み作りが「へた」ということでしょう。さらに言うならば、こういういい試みは、関心のある人でなければ、日本人にも知られていないのが実情ではないでしょうか。本書がもっと沢山の方々に読まれることを願うばかりです。

日本人としての誇りと元気を与えてくれた内容
★★★★★
2004-05-05
何をがんばっているのかな?サステナビリティってサステインの名詞形?「150か国が熱読!日本発・わくわくエコ事情」というサブタイトルで、環境関係の本ということがわかり、かわいいイラストに惹かれて買ってみました。名古屋市民の私としては、まず名古屋市のごみ取り組みの記事を読み、「そうそう、この通り」と納得。宮崎県綾町の完全リサイクルの話、日頃お世話になっているスーパーや企業の取り組みにはそれぞれ特徴があることを知り、今度利用する時は違った見方になりそう。何といっても一番興味を持ってのは江戸時代の社会は循環型だったこと。このように具体的な取り組みが、英文に訳され、世界各国に発信されていることを知りさらに感動。外国人に紹介する前に、まずたくさんの日本人にこの活動を知って欲しい。1ページ目から一気に最後まで読み通せる、柔軟とりまぜた内容に、日本人としての誇りと元気が沸いた本でした。